水槽の素材!選ぶならガラス製それともアクリル製?
水槽の材質には大きく分けて、ガラス製とアクリル製この2種類がありますよね。この2つ、どういった条件で選んだらよいのか悩んだりしませんか?
私は、決める要素として、水槽サイズでガラス水槽とアクリル水槽のコストと耐久性を、今までの実績で比較しながら選んでいます。
今まで使ってきたガラス水槽とアクリル水槽で感じた長所を参考までに紹介すると‥
ガラス水槽:
傷がつきにくく、取り扱いがたやすい!規格サイズも豊富です。量産品なのでコストパフォーマンスに優れている。
アクリル水槽:
透明度が高く、衝撃に強く割れにくい丈夫です。基本オーダーメイドなのでサイズを自由に決められる。
こんな感じです。
あと勝手なイメージとして‥
一般家庭では圧倒的多数派と思われるガラス水槽は庶民的
水族館の巨大水槽に多く採用されているアクリル水槽はマニアむけ
大きさで素材を使い分ける。コストと耐久性の分岐点は‥
先ずは順を追って小さい(水量)水槽から‥
60cmレギュラー水槽(横60cm×奥行30cm ×高さ36cm)までのサイズなら値段はガラス水槽が断然お得、耐久性もそこまで気にならないサイズです。
45cmキューブ水槽(横45cm×奥行45cm ×45cm)
60cmワイド水槽(横60cm×奥行45cm ×高さ45cm)
この辺になると水量も80リットル~100リットル、コスト+安全性も考えると悩ましい‥
90cm水槽(横90cm×奥行45cm ×高さ45cm)コスト的にガラス水槽とアクリル水槽ともほぼ同じコストの分岐点です。
(ガラス水槽は大きいサイズで割高、逆にアクリル水槽は小さいサイズで割高の傾向にあります。)
あとこの辺のサイズになると水槽自体の重さも気になってきますよね。
90cm×45cm×45cm板厚8mmとして比較すると‥
ガラス水槽:約32kg アクリル水槽:約15kgです。
120cm水槽以上になると断然アクリル水槽をおすすめします。
180cm水槽以上になるとメーカーの規格水槽も無くなってくるので自動的にアクリル水槽ですね。
180cmガラス水槽にもなると重くて一人では運べません。無理すると腰がど~にかなりますよんっと!
ガラス水槽は大手水槽メーカーの規格水槽量産品、アクリル水槽は中小企業の基本ハンドメイドの受注生産です。
これは一長一短ありますね。売れ筋の規格量産品は割安ですけど、あまり数のでない規格サイズ(特に大型水槽)になれば割高です。90cm以上辺りからガラス水槽とアクリル水槽の値段の差も近づいてきます。
水を張る前、空の水槽重量これも大型になってくると無視しがたい要素ですね。
そう頻繁に持ち運ぶ物でもありませんが、セットする時は必ず運ぶので参考までに‥
水槽単体の重量ガラスとアクリルの比較 | ||
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水槽サイズ | ガラス水槽 | アクリル水槽 |
30cmキューブ水槽 30×30×30 板厚5mm |
6kg | 3kg |
60cmレギュラー水槽 60×30×36 板厚6mm |
12kg | 6kg |
45cmキューブ水槽 45×45×45 板厚6mm |
15kg | 7kg |
60cmワイド水槽 60×45×45 板厚8mm |
24kg | 12kg |
90cm水槽 90×45×45 板厚8mm |
32kg | 15kg |
重量の計算方法
縦(m)×横(m)×板厚(mm)×比重
ガラスの比重2.5 アクリルの比重1.19
水槽5面のみの素材重量エッジ部分の重なりは考慮していません。
尚、計算上素材の体積を同じにしてガラス製とアクリル製を比較するため板厚は現在一般的なフレームレスのオールガラス水槽を基準にしています。実際買う時はガラスのフレーム水槽は板厚も薄いですし、アクリル水槽もこの板厚より薄くても強度は保てます。但しアクリル水槽は大きさに比べてあまりに薄い板で注文すると、水を張った時に若干水槽がふくらみますから後悔しないようにある程度の板厚で注文することをおすすめします。板厚1mmの差でも値段には結構な差がでますから悩ましいとこですけどね。
まとめ
90cm水槽あたりを分岐点に小さい水槽ならガラス製を、大きい水槽はアクリル製が良いと思います。
アクアリストの中には何がなんでもガラス製またはアクリル製と、こだわった方もおられますが、理由あっての事ですから色んな意見と考えがあって健全ですよね。
水槽は熱帯魚 水草にとっても大切な居住空間ですからね。
生活の中にほんの少しでも、癒し空間 アクアなライフスタイルが広まって行けば嬉しく思います。
アクアな~アトリエ
Master: とと